アニメ『盾の勇者の成り上がり』第4話「暁の子守歌」【感想】健気なラフタリアは最高のヒロイン!

現在好評放送中のTVアニメ『盾の勇者の成り上がり』。第4話「暁の子守歌」は『決闘での尚文の立ち回り』や『ラフタリアの強い思い』が好印象な回でした。またもや槍の勇者とひと悶着で波乱万丈に…。

そんなTVアニメ『盾の勇者の成り上がり』第4話「暁の子守歌」を改めて振り返りつつ、感想を綴ります。

※この記事には【ネタバレ】を含みます。ぜひ、TVアニメをご覧になった後にご覧ください!

アニメ『盾の勇者の成り上がり』第4話「暁の子守歌」【振り返り】

王城にて祝勝会

災厄の波を退けたことにより、王城にて祝勝会が開かれ、尚文たちも報酬を貰うため参加することに。他の勇者たちが楽しくやっている中、尚文はラフタリアと二人で食事をしていた。

そんな中、槍の勇者の元康は突如、尚文に決闘を申し込むのだった。元康が出した条件は、元康が勝てばラフタリアを開放すること。尚文が勝てば今まで通り好きにしていいこと。

尚文は当然、決闘を拒否したが、周りがこれを許さず、そして国王までが決闘するよう命じ、ラフタリアを捕らえられ怒る尚文。こうして槍の勇者と盾の勇者の理不尽な決闘が成立してしまったのであった。

槍VS盾、勇者同士の決闘

始まってしまった決闘。先に元康が仕掛けるが尚文はこれを防ぐ。しかしその後の元康の激しい攻撃により、傷を負う尚文。尚文も負けじと、自分に住み着いているバルーンの魔物を使って反撃する。あらゆる盾の能力を使い、勝負は尚文が圧倒的に押していた。

しかし、槍の勇者の女従者マインの姑息な攻撃により、尚文は体制を崩され、その隙に元康の大技「ライトニングスピア」を正面から受けてしまい、敗北してしまった。

戦いの末

敗北した尚文は、一対一の決闘で横やりが入ったと主張するが、誰にも信じてもらえず、ラフタリアの奴隷紋を解除されてしまった。

観客に笑い者にされ、野次を飛ばされ、その場で倒れこみ心を塞いでしまった尚文。奴隷から解放されたラフタリアだったが、元康に対して怒りが収まらず頬を叩く。そこに弓の勇者、剣の勇者も駆けつけ、マインが行なった反則行為について主張する。

ラフタリアは完全に塞ぎ込んでいる尚文の元に寄り添いそっと声をかける。

「私はあなたの剣。たとえどんな苦難があろうとも、付き従います。」

「どうか傍に居させてください。私には尚文様が必要なんです。」

涙を流す尚文をそっと抱き寄せるラフタリア。こうして決闘は終結するのであった。

涙の味

決闘を終え、翌日。尚文の為に簡単な食事を作ってきたラフタリア。尚文は食事を口にすると、思わず涙を流した。今まで人に裏切られ、誰にも信用してもらえずに閉ざしてしまった尚文は、何を口にしても、味がしなくなっていた。しかし、昨日のラフタリアが掛けてくれた言葉により、心を取り戻し、食事の味が分かるようになったのである。涙を流しながら、これから頑張っていくことを決意するのであった。

アニメ『盾の勇者成り上がり』第4話「暁の子守歌」感想

尚文の戦い方

尚文は武器が持てないのにどうやって戦うのか、を心配していましたが、盾で殴ったり、出現させた盾をぶつけたり、球体の盾の中に魔物を放ち、その中に閉じ込めたりなど、戦い方がとても豊富で見ていてワクワクしました。縄の盾などを使っていくともっと上手く戦えるかもしれませんね。

元康の一方的な勝負にならなくてホッとしました。

女従者マインを許すな!!

またもやこの女!尚文にひどい仕打ちを。元康に尚文と決闘するよう持ち掛け、勝負の邪魔をし、それをあざ笑う。最低な女ですね。
なにかおかしいと思っていましたが、なんと国王の娘だったのが驚きでした。それなら何をやっても許されそうですが僕は許せません。(笑)

しかし、弓の勇者と剣の勇者が言ってくれた事により、とてもスッキリとしましたね。元康に気に入られているラフタリアを目の敵にしている所がしばしばありましたので、今後また勝負を仕掛けてきたり、姑息な手で尚文たちを邪魔してくるかもしれません。

元康とマインにいつか天罰が下りますように。(笑)

最高のヒロイン ラフタリア

改めて思いました。ラフタリアはとってもいい子。尚文の為に怒り、尚文のことを慰め、尚文の事を誰よりも信じる。もう最高に尊いヒロインですよね。今季アニメの中では断トツに推せるヒロインと断言できます。

お互いの絆がとても深まったと思える回だったのではないでしょうか。今後新しい展開が繰り広げられていきそうな予感です。次の第5話コラムに期待して下さいね。

(文=CLそら

アニメ『盾の勇者の成り上がり』概要

スタッフ

原作:アネコユサギ(MFブックス『盾の勇者の成り上がり』/KADOKAWA刊)
原作イラスト:弥南せいら
監督:阿保孝雄
シリーズ構成:小柳啓伍
キャラクターデザイン・総作画監督:諏訪真弘
デザインリーダー:高倉武史
デザインアシスタント:和田慎平
モンスターデザイン:森 賢(ぎふとアニメーション)
アクション設計:黒田結花
プロップデザイン:杉村絢子
色彩設計:岡松杏奈(キネマシトラス)
ビジュアルアドバイザー:増山 修(インスパイアード)
美術:木下晋輔(インスパイアード)、西口早智子(インスパイアード)、明石聖子(スタジオ・ユニ)
3DCGディレクター:越田祐史(オレンジ)
2Dアーティスト:hydekick
モーショングラフィックス:上村秀勝(サブリメイション)
撮影監督:梶原幸代(T2スタジオ)
編集:須藤 瞳(REAL-T)
音響制作:グロービジョン
音響監督:郷文裕貴(グルーヴ)
音楽:Kevin Penkin
音楽プロデューサー:飯島弘光(IRMA LA DOUCE)、植村俊一(日本コロムビア) 
アニメーション制作:キネマシトラス

CAST

岩谷尚文:石川界人
ラフタリア:瀬戸麻沙美
天木 錬:松岡禎丞
北村元康:高橋 信
川澄 樹:山谷祥生

公式サイト http://shieldhero-anime.jp
公式Twitter @shieldheroanime

(c)2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会