3月2日、アニメ化が決定してる「炎炎ノ消防隊」と神田消防署がコラボをし、同アニメにて声優を務める梶原岳人さんと中井和哉さんが一日消防隊員として参加しての消防演習が実施されました。
アニメ「炎炎ノ消防隊」は「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載中の大久保篤さんによる同名マンガのアニメ作品。人が突如燃え出し炎の怪物“焔ビト”となって、破壊の限りを尽くす“人体発火現象”に立ち向かう、特殊消防隊たちの活躍を描きます。制作スタッフは、監督が八瀬祐樹さん、シリーズ構成が蓜島岳斗さん、キャラクターデザインが守岡英行さん。アニメーション制作を「ジョジョの奇妙な冒険」「はたらく細胞」などのdavid productionが手がけています。
アニメ『炎炎ノ消防隊』第一弾ティザーPV
すでに解禁のティザーPVでは、人体発火現象により突如現れる炎の怪物”焰ビト”に立ち向かう第8特殊消防隊、そして新入隊員として配属された森羅日下部(シンラ クサカベ)が決意を胸に戦う姿が描かれています。
本番さながらの大規模演習!
この日は朝から快晴。風も強く寒い中、ラジオ会館前には朝早い時間から既にファンの方が続々と集まって来ていました。
演習は、消防隊員22名、消防団1隊5名、秋葉原ラジオ会館自衛消防隊8名による大規模な演習です。ラジオ会館2階店舗から火災が発生、ラジオ会館自衛消防隊が初期消火を行うも延焼拡大し、神田消防隊の到着を待つという設定。
通報後、続々と消防ポンプ自動車、救助工作車、はしご車などがラジオ会館前に到着するなか、支援車に乗って梶原さんと中井さんが颯爽と登場です!お二人にはそれぞれ、支援車に搭乗しての指揮支援とはしご車による指揮支援を依頼されます。
中井さんは早速支援車の上部に乗り込み指揮棒を手に、梶原さんははしご車に乗り込んで、消防隊員が建物内に進入、要救助者を屋外に迅速に搬送していきます。
そんな中ラジオ会館上部の状況を確認するために、梶原さんが乗るはしごがどんどん伸びていきます。
「梶原隊員!状況を報告せよ!」
中井大隊長の声がラジオ会館前に響き渡ります。
「中井大隊長!建物内は延焼中です!隊長!救助隊が要救助者を発見!屋上から救出します!」
続いて梶原さんのハリのある声が響きます!
中井大隊長の「了解!」の声を合図に、ラジオ会館屋上から特別救助隊が要救助者を背負い、ロープを伝って降りてきました!
下には消防隊員が放水のタイミングを待ち構えてます。
降りてきた直後、中井大隊長が指揮棒を振りながら「放水―――!」の大号令!消防隊による一斉放水です!
ラジオ会館に一斉に浴びせられるホースの水しぶき!本番さながらの大迫力です!神田小隊、鍛冶町小隊、永田町特別救助隊、消防団などによる見事な連携プレーが行われました。
無事に全ての演習が終了し、消防隊員消防団の方が整列して消防署長への終了報告。消防署長は「特に住宅火災など人為的な火災でお亡くなりになる方が非常に多く発生しております。初動の迅速・的確な行動が被害を軽減する一番効果があります。」と火災への予防の呼びかけ、初動の大切さを訴えます。
中井さんは「いつあるか分からない出動のために日々鍛錬されていることに、頭の下がる思いでした。これからも市民の安全のために頑張っていただきたいと思います。我々もできることから防火意識を高めていきたいと思います。そして消防官役をこれからしっかりと演じていきたいと思っています。本当にありがとうございました。」と挨拶し、中井さん演じる大隊長 秋樽桜備(アキタル オウビ)役を演じるうえでの決意を新たに語ってくださいました。
アニメ「炎炎ノ消防隊」は現代日本ではないファンタジー作品ではあるものの、消防隊としての心構えなど共通するものが描かれています。 物語の中の彼らと現実の世界がシンクロする、とても素敵な消防演習でした。
梶原「すごく身が引き締まる思い」
中井「基本にあるのは人の命を大切にすること」
演習後にはお2人からインタビューをいただきました。
―――本日の演習はいかがでしたか?
中井「こういう演習に参加させていただくのは初めてですが、消防車自体の大きさやはしごが上っていく高さに、すごく迫力があって、その中を鍛えられた皆さんが動き回る姿が非常に頼もしく感じられて、いい経験をさせてもらえたなと思います。」
梶原「役を演じる中でアニメを通して消防士さんの世界を知ったつもりでいたんですけど、実際こうして目の当たりにしてみると迫力とか、自分の消防車に乗った感覚とか、本当にすごく身が引き締まる思いがしました。」
――― 梶原さんは、 はしご車から見た景色というか、迫力などはいかがでしたか?
梶原「いや、もう足がすくんじゃって、手すりがあったんですけど、そこから手を離すことができなくて足も一歩も動かない、そんな状況でした。高さが想像以上で風が吹くとすごく揺れるんですよ。」
―――アニメ化に向けての意気込みは?
中井「そうですね、『炎炎ノ消防隊』は、消防隊を舞台にしていますけども、いろんなとっかかりのある作品だと思いますので、是非みなさん見ていただけたらと思います。基本にあるのは人の命を大切にするというところなので、いろんな人の心に刺さる作品になるのではないかなと思います。」
梶原「今日演習させていただいた、この、一生にあるかないかのような経験をアフレコにも是非活かせればなと思います。この消防車に乗った感覚とか訓練の感覚とかを心に入れながら森羅日下部を中井大隊長と一緒に演じていきたいと思います」
中井「俺も高いところ行きたかった。あれはいいなぁ~と思った」
梶原「ですよね(笑)でもすごいいい経験になりました」
中井「いい経験になったよね、絶対」
梶原「その感覚を持って是非視聴者の皆さんに楽しんでいただけるようにこれからもしっかりしていきたいと思います」
きっと今日の体験が、これからのお二人の演技にも影響を与えるのではないでしょうか。「炎炎ノ消防隊」アニメ化、その全貌が見られる日が待ち遠しいです。
TVアニメ『炎炎ノ消防隊』作品概要
イントロダクション
大久保篤(「ソウルイーター」)×david production(「ジョジョの奇妙な冒険」 「はたらく細胞」)灼熱のダークバトルファンタジー始動!
全人類は怯えていた──。
何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物“焔ビト”となって、破壊の限りを尽くす“人体発火現象”。
炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命。
とある理由から“悪魔”と呼ばれる、新入隊員の少年・森羅 日下部(シンラ クサカベ)は、“ヒーロー”を目指し、仲間たちと共に、“焰ビト”との戦いの日々に身を投じる!!
キャスト
森羅日下部(シンラ クサカベ):梶原岳人
アーサー・ボイル:小林裕介
秋樽桜備(アキタル オウビ):中井和哉
武久火縄(タケヒサ ヒナワ):鈴村健一
茉希尾瀬(マキオゼ):上條沙恵子
アイリス:M・A・O
ジョーカー:津田健次郎
ヴィクトル・リヒト:阪口大助
スタッフ
原作:大久保篤(講談社「週刊少年マガジン」連載
アニメーション制作:david production
公式HP:http://fireforce-anime.jp/
公式Twitter:@FireForce_PR
©大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報課