2000年の連載開始から18年にわたって愛され続けた林田球の「ドロヘドロ」(全23巻)。唯一無二の世界観によって国内外で熱狂的なファンを獲得し人気を誇っている。そのあまりにショッキングでカオスな内容が故に、映像化不可能と思われていた衝撃作が「どろろ」「ゾンビランドサガ」などハイクオリティで挑戦的な作品を数多く手掛けてきたMAPPAによって、ついに奇跡のTVアニメ化!
1月5日(日)に東京・渋谷区文化総合センター大和田のさくらホールにて、TVアニメ「ドロヘドロ」第1話から3話を先行上映するスペシャルイベント「仮面武装会」が開催。高木渉さん(カイマン役)、近藤玲奈さん(ニカイドウ役)、小林ゆうさん(能井役)、高梨謙吾さん(藤田役)、富田美憂さん(恵比寿役)たちキャスト陣が登壇しました。
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アニメ『ドロヘドロ』スペシャルイベント「仮面武装会」レポート
原作の世界観を余すことなくアニメ化した本編を鑑賞したばかりの観客に向け、高木さんが開口一番「……どうでしたか?」と問いかけると、大きな拍手が沸き起こりました。安堵の表情を浮かべた高木さんは「この作品が公共の電波に乗せられるのか、って思ったでしょ?だからといって表現を柔らかくすると違うものになってしまうので、どこまでやれるか林祐一郎監督も心を砕いていました」と裏話を語りつつ、会心の仕上がりとなった第1話に感動したとコメント。
本作のヒロインとなるニカイドウを演じた近藤さんは、「原作を読んでいても珍しいヒロイン像だなという印象が強く、オーディションでイメージを掴むのに苦労しました」と回想。「(ニカイドウは)とても強くて自分とはかけ離れたキャラかと思いきや、女の子らしいところもあって……」と、徐々に親近感を抱くようになったと笑顔を見せました。
MCから「『ドロヘドロ』の世界観にピッタリの人材では?」と紹介された小林さんは、「原作ファンの皆さま、恐縮です。歴史の長い作品なので、重みをしっかりと感じながら能井さんというありがたい役をやらせてもらいました」と丁寧に挨拶。高木さんが「こんな感じだけど、マイクの前に立つとすごい(雰囲気が)変わるよね。音響監督からも『そこまではやらなくていいです』言われたり(笑)」と突っ込むと、小林さんはひたすら恐縮した様子で観客の笑いを誘いました。
高梨さんは自身が演じる藤田について、超個性的なキャラクターぞろいの本作のなかでも「見た目からして普通すぎる(笑)」と切り出すと、「泣き虫だし、(ビビリで)よく叫ぶんですけど、人情に厚いところもある。恵比寿の面倒を見たり……」と視聴者が感情移入しやすいキャラであることをアピール。
高梨さんからパスを受けた恵比寿役の富田さんは、「カタコトになったり、ゾンビになったり(笑)。まるで別のキャラを演じてるような感覚でしたが、頭を空にして臨めたので楽しかったです。藤田さんにはよく“介護”してもらってます」と結びました。
続いては、キャスト陣が考える本作のポイントが話題に。高木さんが「林田先生の作風がダークだけど、そのなかにも笑いがたくさんあるよね」と話し始めると、富田さんは「『シリアスになりすぎず、ファニーな感じでやってください』と言われました」と、アフレコ時に受けたディレクション内容について振り返りました。高梨さんは、全12話ある本編の脇を固めたゲスト声優の豪華さについて言及。第1話に登場する下野紘さんを引き合いに出すと、高木さんが「みんな主役を張れそうな人たちが出てくれて、本当に贅沢です」と補足し、ファンの期待を煽りました。
その後は、先行上映された第1話から3話までの内容で、それぞれ印象に残っているシーンがテーマに。近藤さんは特に、第3話のアクションシーンについて「内蔵をえぐり出すような感覚で取り組みました」と入魂のアフレコだったことをトーク。小林さんは、カイマンが魔法使いたちの頭にかじりつく本作特有のルーティーンを挙げて「大きな見どころです」と力説しました。
最後の挨拶では、「今度はキャスト全員そろってイベントができたら(富田さん)」「“キャー!”と叫び声がどんどん女の子になっていく藤田に注目してください(高梨さん)」「ご友人に『素敵な作品がありますよ』と広めていただけたら(小林さん)」とそれぞれにコメント。
近藤さんの「こんなに長く愛されている作品に携われて嬉しいです。唯一無二の世界観に、美味しい餃子を食べながらどっぷりハマってもらえたら」というメッセージを受け、高木さんは「超大作ですから、これから始まる全12話のアニメもまだまだ一部。皆さんからの応援を頂いて、続編へとつながれば嬉しいです」と締めくくり、大きな拍手に包まれながらイベントの幕を引きました。
TVアニメ『ドロヘドロ』はTOKYO MX・BS11にて1月12日(日)24時より、またMBSでは14日(火)27時より第1話を放送。なお、NETFLIXでは前日配信となります。
また、OPテーマ「Welcome トゥ 混沌(カオス)」を収録したCDが2月19日(水)に発売決。ジャケット画像も公開になりました。また、1月11日(土)発売となるゲッサンでは林田球先生・高木渉さん・近藤玲奈さんの鼎談記事が掲載予定です。
TVアニメ「ドロヘドロ」 スペシャルイベント『仮面武装会』開催概要
開催日:2020年1月5日(日)
会場:さくらホール(約735席)
出演:高木渉(カイマン役)、近藤玲奈(ニカイドウ役)、小林ゆう(能井役)、高梨謙吾(藤田役)、富田美憂(恵比寿役)
MC:松澤千晶
OPテーマ「Welcome トゥ 混沌(カオス)」ジャケット画像解禁!
2020年2月19日発売の(K)NoW_NAMEが歌うオープニングテーマ「Welcome トゥ 混沌(カオス)」のジャケット画像も公開に!
TVアニメ『ドロヘドロ』OPテーマ
「Welcome トゥ 混沌」/(K)NoW_NAME
発売日:2020年2月19日(水)発売!
価格:¥1,500+税
仕様:両面ジャケット仕様
(アニメ描き下ろしジャケット/so-bin 描き下ろしジャケット)
ジュエルケース
レーベル:TOHO animation RECORDS
発売・販売元:東宝
収録楽曲
M1. Welcome トゥ 混沌
M2. タイトル未定
M3. Welcome トゥ 混沌(Instrumental)
M4. タイトル未定(Instrumental)
アニメ『ドロヘドロ』
放送情報
TOKYO MX、BS11 2020年1月12日(日)より毎週日曜日24:00~
MBS 2020年1月14日(火)より毎週火曜日27:00~
Netflixにて前日先行配信
INTRODUCTION
おいでませ、混沌。魔法によって顔をトカゲにされてしまった記憶喪失の男、カイマン。本当の顔と記憶を取り戻すため、相棒のニカイドウと一緒に自分に魔法をかけた魔法使いを探し続ける。いったい自分は何者なのか……。2000年の連載開始から18年にわたって愛され続けた林田球の「ドロヘドロ」(全23巻)。唯一無二の世界観によって国内外で熱狂的なファンを獲得し人気を誇っている。そのあまりにショッキングでカオスな内容が故、映像化不可能と思われていた衝撃作が「どろろ」「ゾンビランドサガ」などハイクオリティで挑戦的な作品を数多く手掛けてきたMAPPAによって、ついに奇跡のTVアニメ化!
ドアの向こうからやってくる 魔法使いの『練習』
陽気な笑顔と鋭いナイフ ビールを飲んでスカッとしよっと
黒いケムリと美味しいキノコ ホールか…胸クソワリィ場所だ
これだとケツが丸見えになるし 大葉ギョーザ時々ゾンビ
死にたくなければよく聞いてください 三遊間に底なし沼
なんでフォークを投げんだよ?ナイフだろ、フツー
口の中にもう一人男がいるぞ お前は違う こうなったらヤケ酒だ
これらの要素が作り出すもの。
それはまだ……混沌の中。
それが……ドロヘドロ!
CAST
カイマン:高木渉
ニカイドウ:近藤玲奈
煙:堀内賢雄
心:細谷佳正
能井:小林ゆう
藤田:高梨謙吾
恵比寿:富田美憂
バウクス:江川央生
カスカベ:市来光弘
キクラゲ:鵜殿麻由
栗鼠:ソンド
丹波:稲田徹
ターキー:三木眞一郎
アス:郷田ほづみ
鳥太:勝杏里
松村:奈良徹
福山:寺島拓篤
STAFF
原作:林田球(小学館「ゲッサン」刊)
監督:林祐一郎
シリーズ構成:瀬古浩司
キャラクターデザイン:岸友洋
世界観設計・美術監督:木村真二
画面設計:淡輪雄介
色彩設計:鷲田知子
3DCGディレクター:野本郁紀
撮影監督:朴孝圭
編集:吉武将人
音響監督:藤田亜紀子
音楽プロデュース:(K)NoW_NAME
アニメーション制作:MAPPA
<公式サイト>https://dorohedoro.net
<公式Twitter>@dorohedoro_PR
©2020 林田球・小学館/ドロヘドロ製作委員会