ついに完結…!『鬼滅の刃』23巻発売へ『鬼滅の刃【外伝】』も史上初の100万部スタート

2020年5月18日(月)に発行の「週刊少年ジャンプ」24号にて最終回を迎えた吾峠呼世晴原作コミックス『鬼滅の刃』の最終23巻が12月4日(金)遂に発売された。最終23巻の初版発行部数は発売前から395万部、連載4年で1億2000万部を突破という大台を記録し、「発行部数が1億部超える漫画作品(漫画全巻ドットコム)」として、同じく「週刊少年ジャンプ」連載の「SLAM DUNK」(井上雄彦)や「BLEACH」(久保帯人)と並ぶ結果となった。

また、同日発売のスピンオフ漫画『鬼滅の刃【外伝】』も史上初の100万部スタートを切るなど『鬼滅の刃』の関連書籍の売れ行きも絶好調だ。hontoの発表によると「2020年 年間ランキング(2020年1月1日~11月23日)」にて、電子書籍・通販ストアともに「鬼滅の刃」が第1位を獲得している。

更に2020年10月16日(金)より公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、公開45日間で、興行収入275億円を越し、映画「タイタニック」(FOX)の262億円を超え歴代2位に躍り出るなど驚異的なスピードでヒットしており、同年、2020年2月26日(水)から北米での上映がスタートし、日本のアニメ映画の歴代興行収入で8位を記録した劇場版第2弾「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」の実績(3月8日時点で興収1272.4万ドル)もあり、今後の北米を含む世界全体での興行収入にも期待が持てる。

関連グッズに関しても種類が豊富でキャラクターごとの人気の差はあれど、全般的によく売れている印象だ。フィギュアメーカーのグッドスマイルカンパニーの通販サイトでは2020年6月頃受注生産を終了した「ねんどろいど 竈門禰豆子」が3度目の再販になっているほどだ。

そして、2020年12月4日の最終23巻の発売に合わせ、累計発行部数1億冊を突破した記念に「完結巻記念全面広告」と銘打った異例の広告を掲載。大手新聞5社に掲載された炭治郎や禰豆子をはじめとする15名の登場人物の迫力ある作画と「夜は明ける。想いは不滅。」というメッセージに多くのファンは心を打たれたに違いない。

新宿紀伊國屋書店に飾られた「完結巻記念全面広告」

物語は鬼に家族を殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になってしまった妹・竈門禰豆子と共に途方もない旅に出るところから始まる…。絶望的な状況の中で、鬼を狩る剣士「鬼殺隊」の冨岡義勇と出会い、禰豆子を人間に戻す方法を探るため、自分も「鬼殺隊」に入隊し、鬼と戦うことを決める…。

原作は完結したが、映像化されているのは『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』まで。最終23巻まで読破したファンなら「無限列車」の終着駅、ひいては宿敵・鬼舞辻無惨との死闘の行方まで全て知っているはずだが、アニメーション制作を行うUfotableによる“ド迫力の剣技”や鬼が操る“あやしげな血鬼術”、そして新登場する多彩なキャラクターたちとの温かい日常や笑い、そして更なる強敵との果てしない戦いがどのように映像化されていくのか想像せずにはいられない。最終23巻を読んでひと呼吸ついたら、同時発売の『鬼滅の刃【外伝】』もぜひじっくり読むことをおすすめしたい。もしくはTVアニメを最初から見返すのも良いだろう。

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(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable