劇場アニメ『さよならの朝に約束の花をかざろう』上海国際映画祭「金爵奨:アニメーション最優秀作品賞」受賞!

2月24日より全国劇場公開され、観客動員数24.5万人、興行収入3.5億円というヒットを記録した、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の脚本家、岡田麿里の初監督作品『さよならの朝に約束の花をかざろう』が、6月16日より中国・上海で開催され、本日25日に閉会する第21回上海国際映画祭にて「金爵奨:アニメーション最優秀作品賞」を受賞した。

左:堀川憲司(プロデューサー)、岡田麿里(監督)

これまで最優秀作品賞を受賞した日本作品としては、2005年の「村の写真集」(三原光尋監督)以来13年ぶり二度目。アニメーション部門は第18回(2015年)に新設されたが、その部門としては日本初の快挙となった。

授賞式に登壇した岡田監督よりコメントが到着した。

「本当に信じられない気持ちでいっぱいです。作品に関わってくださった全ての方たちと喜びを分かち合いたいです。」

監督・脚本:岡田麿里

『さよならの朝に約束の花をかざろう』作品概要

ストーリー

縦糸は流れ行く月日。横糸は人のなりわい。
人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らすイオルフの民。10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ彼らは、“別れの一族”と呼ばれ、生ける伝説とされていた。両親のいないイオルフの少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで“ひとりぼっち”を感じていた。
そんな彼らの日々は、一瞬で崩れ去る。イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる古の獣に跨りメザーテ軍が攻め込んできたのだ。絶望と混乱の中、イオルフ一番の美女レイリアはメザーテに連れさられ、マキアが密かに想いを寄せる少年クリムは行方不明に。マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまう…。
虚ろな心で暗い森をさまようマキア。そこで呼び寄せられるように出会ったのは、親を亡くしたばかりの“ひとりぼっち”の赤ん坊だった。
少年へ成長していくエリアル。時が経っても少女のままのマキア。同じ季節に、異なる時の流れ。変化する時代の中で、色合いを変えていく二人の絆―。ひとりぼっちがひとりぼっちと出会い紡ぎ出される、かけがえのない時間の物語。

スタッフ

監督・脚本:岡田麿里
副監督:篠原俊哉
キャラクター原案:吉田明彦
キャラクターデザイン・総作画監督:石井百合子
メインアニメーター:井上俊之
コア・ディレクター:平松禎史
美術監督:東地和生
美術設定・コンセプトデザイン:岡田有章
音楽:川井憲次
音響監督:若林和弘
主題歌:rionos「ウィアートル」(ランティス)
作詞:riya
作曲・編曲:rionos
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:バンダイビジュアル/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/ランティス/P.A.WORKS/Cygames
配給:ショウゲート

キャスト

マキア/石見舞菜香
エリアル/入野自由
レイリア/茅野愛衣
クリム/梶裕貴
ラシーヌ/沢城みゆき
ラング/細谷佳正
ミド/佐藤利奈
ディタ/日笠陽子
メドメル/久野美咲
イゾル/杉田智和
バロウ/平田広明

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