2019年4月19日(金)神田神社(神田明神)に新設された文化交流館「EDOCCO」内の神田明神ホールや1階のカフェエリアで、4月20日(土)【明日】〜5月12日(日)に開催される、スタジオジブリ約3年ぶりの東京展覧会『鈴木敏夫とジブリ展』の開幕に先立ちプレス内覧会を開催された。
この内覧会に、映画『千と千尋の神隠し』の中心的なキャラクター“湯婆婆”の声優を務めた、夏木マリ氏と鈴木敏夫氏が集い圧倒の新展示コーナーてにてトーク&フォトセッションが実施された。
本展覧会は、スタジオジブリ・鈴木敏夫氏の“言葉”に注目した展覧会で、一昨年の広島を皮切りに、昨年、名古屋と金沢で開催し好評を博した『スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展』を更にバージョンアップさせた内容となっている。鈴木氏が、高畑勲監督や宮崎駿監督と出会って40年、「風の谷のナウシカ」、「千と千尋の神隠し」、そして「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」まで、ジブリの「はじまり」、からジブリの「今」まで、鈴木氏の書画やジブリ作品の資料など貴重なコレクションが一堂に会している。
開催にあたり、鈴木氏は、
「ジブリの40年、色々な作品を作るのと同時に様々な展示を実施してきた。そろそろネタ切れでして、今回は”鈴木敏夫の個展”という名で開催し、新たなジブリを作っていく、それがテーマ。」
夏生氏は、湯婆婆を演じた際に、心がけたことは?という質問に、
「声を入れる日に、宮崎監督からジブリには一番上に鈴木敏夫というのが金勘定しているんだよ。(湯婆婆が)悪役だと思って張り切ってやらないで、湯屋を立て直す1人の女性として、働く女性としてやって下さい、とおっしゃられて、そうだ、鈴木さんの女版でやればいいんだと思って、それから楽しくなった思い出があります。」と語った。
今回、初展示として『湯婆婆と銭婆の開運・恋愛おみくじ』が登場し、おみくじには実際に鈴木氏が書き下ろした言葉とそれにまつわる解説が付いているというもの。来場者はおみくじを引いて、持ち帰ることができる。
実際に、夏生氏と鈴木氏もおみくじを引くと、夏生氏は大吉、鈴木氏は恋愛おみくじで中吉を引くと、夏生氏より「大吉だったら困りますよね?」と記者に問いかける場面も。和やかな雰囲気のままプレス内覧会は終了した。
『鈴木敏夫とジブリ展』は、いよいよ2019年4月20日(土)【明日】より5月12日(日)まで神田明神にて開幕します!是非、お立ち寄り下さいね!
Photos
鈴木敏夫プロフィール
1948 年、名古屋市生まれ。 慶応義塾大学文学部卒業後、徳間書店入社。『週刊アサヒ芸能』を経て、『アニメージュ』の創刊に参加。副編集長、編集長を務めるかたわら、「風の谷のナウシカ」「火垂るの墓」「となりのトトロ」などの高畑勲・宮崎駿作品の製作に関わる。1985年にスタジオジブリの設立に参加、1989年からスタジオジブリ専従。以後ほぼすべての劇場作品のプロデュース。現在、株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。
夏木マリプロフィール
73年デビュー。80年代から演劇にも活動の場を広げ、芸術選奨文部大臣新人賞などを受賞。多数の映画・舞台・ドラマに参加し、数々の賞を受賞。宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」では湯婆婆役で声優として参加し、世界中のジブリ映画ファンの注目を集めた。その他、途上国への支援活動「One of Love プロジェクト」の代表をつとめるなど、多岐にわたる活動を精力的に続けている。
『鈴木敏夫とジブリ展』
会場:神田明神 文化交流館「EDOCCO」2F 神田明神ホール
<御茶ノ水駅 徒歩 5 分/秋葉原駅 徒歩 7 分>
会期:2019年4月20日(土) ~ 5月12日(日) ※計23日間、会期中無休
時間:10:00~18:00 (最終入場 17:30)
主催:乃村工藝社、ローソンエンタテインメント
協賛:パルグループホールディングス
特別協力:スタジオジブリ
企画協力:博報堂 DY メディアパートナーズ、ムービック・プロモートサービス
展示協力:ア・ファクトリー
協力:第一興商、江戸総鎮守 神田明神
入場料:大人 1,300 円、中高生 800 円、小学生 600 円
お問い合わせ:ghibli-suzuki@nomura-g.jp (一般問い合わせ用窓口)
URL:http://www.ghibli.jp/event/suzuki/
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