海外のファンは今後どんな展開を期待してる?『ラブライブ!』有志によるユーザーアンケート結果公開!

2010年より始まった「スクールアイドルプロジェクト」『ラブライブ!』とは、“みんなで叶える物語”をキーワードにμ’s、Aqours、そして虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会まで個性的なキャラクターがアニメやゲーム、そしてライブなどで幅広く活躍するメディアミックスプロジェクトです。

2019年9月には、3つのスクールアイドルグループが同じ世界で共演するスマートフォンゲームアプリ『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』がリリースし、現在グローバル版も配信中。更に新シリーズ『ラブライブ!スーパースター!!』が始動するなど、次々と新プロジェクトが生まれています。

今や日本国内に留まらず世界中にファンを持つ『ラブライブ!』ですが、国内の様々な情報を英語で海外に届ける有志のファンがいるのをご存知ですか?

この記事では、海外のファン向けに『ラブライブ!』に関するアンケートを行ってくれたLove Live! WikiaがTwitterで公開した内容を一部抜粋し日本語で紹介していきます。

この記事で分かる3つのポイント

  1. 全体の18.29%が2015年に『ラブライブ!』と出会った
  2. そのうち北米ファンが37.95%
  3. 約半数がアニメ媒体からの流入、36%はSNS経由

Love Live! 2020 Demographic Survey

実施期間:2020年5月1日〜6月1日
回答数:6,387回答
男女比率:男性 48.15 %・女性47.62%・その他4.23%

世代別データ

青:男性 ピンク:女性 オレンジ:その他

先ずは、『ラブライブ!』のファンの男女比から見てみると、男性 48.15 % 女性47.62% その他4.23%という結果で、男女の割合はほぼ半分ずつなりました。その内、16〜19歳の間では女性ファンが多く、20〜25歳では男性の方が多くなっています。また、26歳以上からは男性が女性を上回りますが、『ラブライブ!』は男女共に10〜20代に最もファンが多いという結果となりました。

『ラブライブ!』を発見した年(2010年〜2020年)

次に海外のファンが『ラブライブ!』を発見した時期に関してですが、最も多かったのは上から、2015年、2016年、2014年という順位となりました。

2015年は『ラブライブ!The School Idol Movie』が、「LOVE LIVE! THE SCHOOL IDOL MOVIE」として、同年8月より13カ国以上で公開され、μ’sの活躍が海外に広まった年です。また、2015年はプロジェクトが開始した『ラブライブ!サンシャイン!!』は、TVアニメ放送前にAqoursの積極的な海外遠征が行われていた事がネットでも話題となりました。

参考までに、海外のファンが『ラブライブ!』を知ることになったこの3年間に起こった主な出来事を振り返ってみましょう(Wikipedia参照)。

2014年の主な出来事

2月『ラブライブ! μ’s→NEXT LoveLive! 2014 〜ENDLESS PARADE〜』(さいたまスーパーアリーナ)
4月『ラブライブ!』TVアニメ二期放送

2015年の主な出来事

4月『ラブライブ!サンシャイン!!』のティザービジュアルが公開
6月『ラブライブ!The School Idol Movie』上映
12月 μ’sが「第66回NHK紅白歌合戦」出場

2016年の主な出来事

3月「μ’s Final LoveLive!~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪」(東京ドーム)
7月『ラブライブ!サンシャイン!!』TVアニメ一期放送
7月「Anime Expo 2016 ANISONG WORLD MATUSRI “祭”(アメリカ)」にAqoursが出演
7月「C3 CharaExpo 2016(シンガポール)」Aqoursが出演

『ラブライブ!』世界のファンの主な居住地

今回のWEBアンケートに回答した6,387人の国籍は以下のように分類されます。このアンケート結果は、Love Live! WikiaのTwitterをフォローしているユーザーを中心としているので、ネットが中心となります。

  1. 北米 37.95%
  2. 欧州 19.63%
  3. 東南アジア 13.72%
  4. 北アジア 11.26%
  5. 南米 9.39%
  6. オセアニア 3.26%
  7. 中国 2.46%
  8. 西アジア 0.67%
  9. 中央アジア 0.49%
  10. 南アジア 0.33%

『ラブライブ!』どのメディア経由?今後期待したい事は?

最後に、『ラブライブ!』をどのメディア経由で知ったのか?と今後の『ラブライブ!』に期待したいことについてのデータがこちらです。上記「Top 5 means of discovery」はメディアミックス作品としての『ラブライブ!』を、海外のファンがどのように認知したのかについてですが、やはり2位のSocial mediaを通じて知った人が多くいるという特徴があります。

『ラブライブ!』をどのメディア経由で知ったのか?TOP 5

  1. アニメ 54.74%
  2. ソーシャルメディア 36.85%
  3. ゲーム 39.49%
  4. 友人 32.99%
  5. 歌 22.74%

また、「Most known product」は「最も知られているプロダクト」と「Most awaited releases」は「今後最も欲しいもの」となります。海外のファンもアニメと楽曲、そしてライブ、この3つを望んでいることが分かります。

まとめ

新型コロナウイルスの影響により、Aqoursによる9月5日から開催予定だったドームツアーは有観客及び無観客配信含め全日程が中止。そして『<無観客有料生配信ライブ>ラブライブ!サンシャイン!! Aqours ONLINE LoveLive! ~LOST WORLD~』が、2020年10月10〜11日に開催となり、これは予定していた有観客のライブを無観客で配信といった対処ではなく、全く新しい企画での実施となります。

内容もDay.1はアニメーションとのシンクロを重視したアングル、Day.2はキャストのパフォーマンス・表情をより感じ取ることができるアングルで実施と公式サイトにて説明がされており、オンラインならではのライブを実施する試みとなっています。

この事を踏まえ、無観客有料生配信ライブがこれからのアーティストやバンドのライブの形として定着していく中、『ラブライブ!』シリーズのライブは全世界を対象に、日本語の他に中国語、英語、スペイン語の3言語での対応を実施していく流れが望ましいのではないでしょうか?

日々多くのファンが海外で生まれていることを考えると”0から世界へ”展開することは『ラブライブ』ブランドの未来に大きな意味があると考えます。

最後に、海外のファンがどのメンバーを支持しているか?グループ毎に見やすくグラフになっていますので、興味ある方はぜひ参照サイトをチェックしてみて下さい。これまで海外の『ラブライブ!』ファンやファンの好みについて色々ヒアリングしてきたLove Live! Wikiaが管理するサイトはこちらです。良かったら見てみて下さいね。

Love Live! Wikia https://love-live.fandom.com/wiki/Main_Page
Twitterアカウント https://twitter.com/LL_Wikia
Love Live! 2020 Demographic Surveyデータ https://imgur.com/37wewyQ