2017年12月9日より全国の劇場で大ヒット上映中の「ガールズ&パンツァー 最終章 第1話」。1月14日に高知で『ガールズ&パンツァー 坂本龍馬 書簡貸出セレモニー&トークショーin高知 』が開催され、またそれに先駆け、TOHOシネマズ高知にて、「最終章 第1話」の舞台挨拶も行われた。
『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』舞台挨拶(TOHOシネマズ高知)
登壇したのは仙台エリ(カエサル役)、森谷里美(エルヴィン役)、井上優佳(左衛門佐役)、大橋歩タ(おりょう役)。午後から行われるセレモニーに先駆け、舞台挨拶では「最終章 第1話」の内容について、出演者から語られた。印象に残っている事について尋ねられ、仙台は「台本を頂いて最初にパラッとめくった所が、華とお銀の飲み比べのシーンだったので、今までと随分印象が違いましたが、読み終えるといつものガルパンでした」と語り、森谷は「ガルパンは兼ね役の多い作品で、私も知波単学園の生徒の声を担当しており、“いち生徒”の賑やかなやり取りまで感じて欲しい」と語った。井上と大橋は、5年前にBlu-rayの特典OVAの時に一言だけ演じた“大洗女子学園の船舶科の生徒”が、それ以来登場した事に触れ、「5年前に誰が担当したっけ?」と尋ねられた際に最初は自覚が無かったと、長く続いている作品ならでは苦労が語られた。
また今回初登場した「サメさんチーム」について大橋は、「フリントはずっと優雅に歌っていて思わず笑ってしまう」と語り、仙台は「今まで大洗女子の色物担当はカバさんチームでしたが、TVシリーズ、劇場版を経てかなり真面目になりました。そこへ来て新たな色物枠がやってきたな、と。しかもサメさんチームのメンバーも、本名では無くソウルネーム。なので今後息が合っていくと思います。」と、今後のカバさんチームとのやりとりに期待を膨らませていた。高知県での上映はこの1回のみという事もあり、大盛況のまま舞台挨拶は終了しました。
ガールズ&パンツァー 坂本龍馬 書簡貸出セレモニー&トークショー
これは作品の舞台・大洗町にある「幕末と明治の博物館」に貯蔵されている「坂本龍馬の書簡」を、明治維新150年の節目となる2018年に「高知県立坂本龍馬記念館」に貸し出すべく高知県から要望を受け、その特使としてガルパンの歴女チーム4名のキャストが選ばれ、貸出に関するセレモニーを行ったもの。
このセレモニーについて、坂本龍馬を敬愛するキャラクターである「おりょう」を演じる大橋は「坂本龍馬が縁で、歴史ある高知でイベントが出来る事は大変光栄」と語りました。高知県に来るのは4人とも今回が初めてで、高知の印象について聞かれたメンバーは「香川県はうどん、愛媛県はみかん、徳島県は(業界的に縁深いイベント)マチ☆アソビという印象で、実は高知県の印象は正直薄かったですが、前日から観光地を回ったり、おいしい料理をたくさん頂き、そして本当に坂本龍馬を大事にされていると感じ、かなり印象が変わりました」と、一様に高知県が好きになったと語った。
また仙台からは「我々は作中で“歴女チーム”なのですが、メンバー皆歴史に弱く、台本を渡されると、いつも台詞に出てくる歴史上の人物をまず調べます」という裏話も語られた。そして書簡貸出に当たり、ステージに「高知県立坂本龍馬記念館」の館長を務める高松清之館長が登壇し、 「大洗町 幕末と明治の博物館」から預かった手紙を大橋が読み上げ、高松館長に手渡された。高松館長は「アニメの作品を通じて縁が生まれ、今日このような盛大なセレモニーを開催出来た事を大変うれしく思います、と話しこれをきっかけとして、作品や大洗町と高知県がお互いに盛り上がっていければ」と語った。
イベントの最後に大橋は「大洗町と高知市の間に、こんな繋がりがあるなんて全く知らず驚き、歴女チーム一同誇りに思います。この旅で坂本龍馬に触れる事が出来、今日このような機会を頂き、ありがとうございました」と語った。
フィクションであるアニメ作品と、実際の歴史上の人物という不思議な縁が繋いだ高知でのイベントには、真冬の屋外イベントにも関わらず、1,500人(主催者発表)が参加し、大盛況のまま終了した。このイベントの模様は、3月23日発売の「最終章 第1話」Blu-ray特装限定版に映像特典として収録される。
©GIRLS und PANZER Finale Projekt