アニメ『へやキャン△』第8話「ホラは世界を越えて」感想コラム

2018年1月~3月に放送され大ヒットしたTVアニメ「ゆるキャン△」。2020年1月6日よりシリーズ最新作であるショートアニメ『へやキャン△』が好評放送中です。この記事では、原作コミックは勿論のこと、アニメ『ゆるキャン△』を全て視聴し、身延で開催されるイベントにも参加するほどの筆者が『へやキャン△』第8話「ホラは世界を越えて」のふりかえり&感想、そして聖地について解説していきます。

本記事はネタバレを含みます。

アニメ『へやキャン△』第8話「ホラは世界を越えて」ふりかえり&感想

前回うっかり「梨っ子スタンプラリー」の台紙を紛失してしまったなでしこだが、千明が提案したほうとうパーティですっかり元気を取り戻す。その後もスタンプを巡る旅を続ける3人が向かったのは、名将・武田信玄公の隠し湯といわれた下部温泉郷!

「しもべ金の足湯」について

無料で利用できる、しもべ奥の湯高温源泉という源泉を引き込んだ足湯専門温泉。泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)で、ほのかな硫黄の香りが楽しめるとのこと。

あおいのほら話がついにグローバルに…

ここで「金の足湯」の名前の由来の説明(ほら話)を始めるあおい。その隣で話を聞いて、エキサイトした外国人バックパッカーから、もっと話を聞かせて欲しいとリクエストされる。もちろんあおいは怯むことなく、その後もあらゆる“ほら話”を続けるのでした。その中に、信玄公がほうとうを陣中食として用いた話は有名ですが、あおいの口からとんでもないほら話も飛び出した時は、これ全てジョークでしたって後で説明してるのかな…と心配になって見ていました…。

その後、3人は近くのお土産屋さんに行って「かくし最中」を購入。この商品の特別なところは“白餡と干しブドウ”が入っている事ですが、これまでTV番組でも取り上げられた事のある有名なお菓子なので、食べたことがある人も多いのでは?

最後になでしこのスタンプラリーの台紙の行方ですが、ちゃんと然るべき場所に行き着きましたのでご安心を。

次週が楽しみです。

下部温泉郷について

下部温泉は、富士山の西側にある山里の中にある静かな雰囲気が特徴の温泉街です。知る人ぞ知る名湯100選に選ばれている温泉郷です。

実は筆者が以前『ゆるキャン△』の聖地巡りの取材に伺った際に宿泊させて頂いたのが、身延町下部温泉の「源泉館」さん。ここでご紹介させていただきます。

【体験記】源泉館に泊まってきました

『源泉舘』は「武田信玄公かくし湯大岩風呂」という人気の温泉旅館で、古くは奈良時代中期から、「岩盤の下から自然湧出する温泉が傷病に特に良い」と言われ信玄公のかくし湯として利用されていた歴史があり、今でも多くの湯治のお客さんが訪れているそうです。

ラウンジ〜Wi-Fi使えます(大事)

何とここの温泉は温度が低いんです。聞くと加熱や加水を一切行なっておらず、地下から自然湧出する温泉成分100%の天然温泉を掛け流しにしているため、お湯の温度は、湯治に最も良いとされる約30℃だそうです。

実際に体験してみた感想としては、最初は冷たく感じますが、直ぐに自分の体温を通じて慣れて、その後は皮膚にぬるっとした感触が心地よい、何とも不思議なお風呂でした。ホントに良いお宿なので(しかも御飯も美味しい)、是非泊まって下さい!

アニメ『へやキャン△』全話感想&聖地情報

編集部では、アニメ『へやキャン△』のエピソード毎の振り返り、感想、そして、聖地情報まで1記事1,000〜2,000文字でご紹介しています。是非、チェックしてみて下さい。

ショートアニメ『へやキャン△』概要

放送情報

・AT-X:2020年1月6日(月)より毎週月曜20:55~
【リピート放送:毎週 (水)12:55/毎週(金)28:55/毎週(日)23:55】
・TOKYO MX:2020年1月6日(月)より毎週月曜21:54~ 
・BS11:2020年1月6日(月)より毎週月曜21:54~ 
・山梨放送:2020年1月12日(日)より毎週日曜11:25~

イントロダクション

「わたしたいじかんが、あります。」

TVアニメーション『ゆるキャン△』シリーズ、2年ぶりの新作。
もうひとつのアウトドア系ガールズストーリーがはじまります。

2018年の冬に放送されたTVアニメ―ション『ゆるキャン△』が、この冬、ショートアニメーション『へやキャン△』となって帰ってきます。

マンガアプリ『COMIC FUZ』(芳文社)にて連載中のあfろによる短編スピンオフ『へやキャン△』を原作・原案とする本作のメインスタッフには、『ゆるキャン△』に携わったチームが集結しました。
監督は神保昌登。『ゆるキャン△』ではOPコンテ・演出を手掛け、『異世界食堂』『川柳少女』などの監督・脚本も務める気鋭の演出家です。
さらに『ゆるキャン△』のサブライターとして参加していた伊藤睦美を、自身初のシリーズ構成として抜擢。
キャラクターデザインの佐々木睦美、アニメーション制作のC-Stationも続投し、新たにスーパーバイザーとして京極義昭を迎えました。
声の出演は、もちろん花守ゆみり・原紗友里・豊崎愛生・東山奈央・高橋李依などおなじみの声優陣が担います。
そして、劇中の音楽を担当するのは『ゆるキャン△』と同じく立山秋航。
今回はなんと全編フィルムスコアリングに挑みます。

ひとつひとつはちょっぴり短いお話ですが、
つなぎあえばきっとあたらしい物語に出会えるはず。

2020年のはじまりに、
わたしたいじかんが、あります。

ストーリー

野クル、旅に出る!

野外活動サークル、略して野クル。部員はたったの3人。
山梨県の片隅に校舎を構える本栖高校、さらにその隅にある部室棟の、「うなぎのねどこ」みたいな一角を部室として使用するゆるーいアウトドアサークル。
今日も今日とて各務原なでしこが狭い部室で暇を潰していたところ、大垣千明と犬山あおいが突然「今から旅に出るぞ!」と告げる。
おろおろするなでしこを連れ回し、野クルメンバーたちが山梨中を東奔西走。
各地の名物を味わい尽くして繰り広げる女子高生の珍道中、旅のゴールはどこだ!?

スタッフ

原作:あfろ(芳文社「COMIC FUZ」掲載)
監督:神保昌登
シリーズ構成・脚本:伊藤睦美
キャラクターデザイン・総作画監督:佐々木睦美
スーパーバイザー:京極義昭
制作プロデュース:DeNAコンテンツ企画部
アニメーション制作:C-Station

キャスト

各務原 なでしこ:花守ゆみり
志摩リン:東山奈央
大垣千明:原紗友里
犬山あおい:豊崎愛生
斉藤恵那:高橋李依

公式HP http://yurucamp.jp/
公式Twitter @yurucamp_anime

©あfろ・芳文社/野外活動サークル