アニメの制作進行を担当する主人公・宮森あおいを中心として、“アニメを作る様子”が描かれ、大人気となったアニメ『SHIROBAKO（読み：シロバコ）』。
2014年にTVシリーズが公開され、ついに6年の時を経て、2020年2月29日からは劇場版が公開！
「ずかちゃん（坂木しずか）は売れっ子声優になれるの……！？」と、次々と溢れ出る劇場版への期待感が抑えきれなかったJMAG NEWS編集部は、TVアニメ「SHIROBAKO」の聖地巡礼企画を敢行！
TVアニメ「SHIROBAKO」に登場する聖地には、“絶品グルメ”が多数登場していることから、今回は、【アニメ『SHIROBAKO』聖地巡礼×グルメ旅レポート！劇場版への期待を抱き絶品グルメで舌鼓】と題して、
TVアニメ『SHIROBAKO』の聖地巡礼×グルメ旅をお届けします！
※本作はフィクションであり、
“モデル地”としているのは編集部調べによるものです。
目次
劇場版公開直前！アニメ『SHIROBAKO』聖地巡礼×グルメ旅レポート
JR武蔵境駅
アニメ『SHIROBAKO』に登場する宮森あおいの働く『武蔵野アニメーション』が位置するのは、東京都武蔵野市。
まずは、中央線に乗り込み、最寄り駅である『JR武蔵野駅』に到着！！
電車を降りると……早速“聖地”を発見！
TVアニメ1話『明日に向かって、えくそだすっ！』にて、作中『えくそだすっ！』1話放送前のワンシーンに登場。
初めての制作進行であたふたしていた、あの頃のあおいが懐かしい……。
すきっぷ通り
JR武蔵野駅北口を出ると見えてくるのが『すきっぷ通り』。
“古き良き日本の商店街”感あふれる
TVアニメ5話『人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ！』にて、アニメーション同好会の5人でお酒を飲んだあと、“ほろ酔い”になったあおいが歩いていたシーンにも登場。
TVアニメ22話『ノアは下着です。』で、太郎と平岡くんが飲んでいた飲食店のモデルもありますね。
隣のお菓子屋さんも丁寧に描かれてましたね!!
何かと角の立つ物言いをしてしまう平岡くんでしたが、新人制作の頃は……。
“やらかし”も多い太郎ですが、「太郎みたいな人も職場に必要だよ……！」と思っていた筆者は、あのシーンを見て、目から滝のように涙が出ました……(笑)
ちなみに、『すきっぷ通り』を通り、真っ直ぐ進むと……。
5話で絵麻が買い物していたスーパー
1話で登場した「桜橋」バス停
など、作中で登場した場所も多数！
パティスリーウルソン
続いてやってきたのは、『武蔵野アニメーション』デスクの本田さんの転職先であるケーキ屋さんのモデルとなった『パティスリーウルソン 武蔵境店』。
『すきっぷ通り』から歩いてしばらくすると到着。
“町のケーキ屋さん”な優しい雰囲気
今回の聖地巡礼には欠かせない、『タイヤの焼きドーナツ』と、木下監督の大好きな『モンブラン』を購入！
いただきます！
まずは、『SHIROBAKO』聖地巡礼のスタートということで、『タイヤの焼きドーナツ』から。
実は筆者、ドーナツがあまり好きではなく……。というのも、割と油が多かったり、味がどギツかったりといったドーナツって少なくないですよね。それが苦手なのですが……。
ー美味しい……！美味しいです！！！！
ウルソンさんの『タイヤの焼きドーナツ』は、ふわふわしっとりで食べやすい一品。お砂糖の甘味はもちろんですが、高級感を感じる卵黄の独特な甘味も口の中で広がり、聖地巡礼をするファンが『聖地巡礼のマストアイテム』と言うのも頷けます！
続いて『モンブラン』。
一口食べると、栗本来の優しい甘みが口の中に広がる……！濃厚クリームで充足感と幸福感に包まれ、まさに”とろけて”しまいます。底にはタルト生地が敷かれており、ふんわりクリームとサクサクタルトの食感のアクセントがやみつきになりそうです。
ちなみに、『パティスリーウルソン』は、TVアニメ14話で、あおいが“スタジオタイタニック”へ持っていくお菓子を買いに行ったシーンでも登場！
その際に買っていた『くまちゃんのおやつ』も絶品で、焼きドーナツとはまた違った美味しさが凝縮！巡礼の際にはぜひお召し上がりください！
“調べ物シーン”に登場の図書館『武蔵野プレイス』
TVアニメ6話『イデポン宮森 発動篇』では、あおいが藤堂美沙と話しているシーンに、TVアニメ13話『好きな雲って何ですか？』では、あおいが今井みどりと話しているシーンに登場。
いずれのシーンも、“将来”について真剣に悩む姿が描かれていて印象的でした。
デザインが特徴的……!!
『すきっぷ通り』とは反対側ですが、JR武蔵野駅南口を出てすぐの場所に位置する好立地！特徴的なデザインなのですぐ見つかりますね！
このカットも作中に登場
あおいと美沙が座っていたところ
横浜家系ラーメン 武蔵境つばさ家
TVアニメ14話『仁義なきオーディション会議！』で、太郎が演出の円さんと訪れた『横浜家系ラーメン 武蔵境つばさ家』さん。
『すきっぷ通り』を出て、右に進んだところにあるラーメン屋さんです。
店内には、『SHIROBAKO』で実際に登場したカットやポスターも
「つばさ家」さんは、いわゆる“横浜家系ラーメン”を提供しているお店。
家系ならではの“豚骨感”が損なわれず、塩気の効いたスープがご飯との相性抜群！
麺も太めでボリューム満点。麺大盛り無料なのも嬉しいですね！
つけ麺も美味しそうでした……！
吉祥寺サンロード商店街
武蔵境に続いてやってきたのは、『吉祥寺』。
駅前の『サンロード商店街』、『井の頭恩賜公園』など、都内観光地の一つとしても数えられる吉祥寺も、実はTVアニメ『SHIROBAKO』に登場しているんです！
TVアニメ5話『人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ！』で、アニメーション同好会の5人が“久しぶりに集まろう”という流れでお出かけしていたのが吉祥寺。
JR吉祥寺駅も作中に登場していましたね！
そして、JR吉祥寺駅北口を出てすぐのところにあるのが『吉祥寺サンロード商店街』。
5人で歩いているカットがメインではありましたが、作中で建物が丁寧に描写されているのがわかります。（特に松屋……！）
ちなみに、5人が直接食べているシーンこそありませんでしたが、吉祥寺の“名所”と言っても過言ではないスポットも作中で登場。国産黒毛和牛専門店『さとう』さんです。
休日は、駅の近くまで何メートルもの行列ができるほどの人気店で、取材当日も平日にもかかわらず列ができていました。
そんな『行列』が求めているものとは……。
そう！メンチカツ!!
揚げたてサクサクのメンチカツが食べられる『さとう』さん。
ボリューミーな大きさのメンチカツは、一口かじれば肉汁がじゅわ〜と溢れ出てきます。
お肉のもつ甘さとスパイスのコントラストが、地元の方だけでなく、観光客も虜にする美味しさ！
コロッケも、『クリームコロッケか……！？』と思ってしまうほどクリーミーですので是非お試しあれ。
オリジナルパンケーキハウス
JR吉祥寺駅北口の『吉祥寺サンロード商店街』に続いて、南口へ移動。
同じくTVアニメ5話のお出かけシーンで、5人が映画鑑賞をした後に立ち寄っていたお店『オリジナルパンケーキハウス』へ。
“井ノ頭通り”という、人も車も多く行き交う通りに面している『オリジナルパンケーキハウス』さんですが、ちょっとした“オアシス”のようにゆったりと過ごせるお店。
5人が作中で何かを食べていたシーンはありませんでしたが、折角なので人気の『ふわふわパンケーキ』をいただくことに……！
『ふわふわパンケーキ』の名前通り、食感は“ふわふわ”。
しかも、「ふわふわな食べ物ジャンルで頂点を取れるのでは（？）」というくらいのふわふわ食感。
口に含んだ瞬間は“ふわふわ”。咀嚼しようとすると、砂糖とハニーの味も合わさり、しっかりとした甘さが口の中でパンケーキと共にとろけ、幸福感すら味わうことができます。
一見すると控えめボリュームな印象を受けますが、甘さの軸が強いので、1人で食べるのは“やっと”、くらいの満足感！ドーナツに負けず劣らずの絶品スイーツでした。
願！劇場版『SHIROBAKO』大ヒットを記念して……。
グルメ旅の最後に訪れたのは、おなじみの『井の頭恩賜公園』。オリジナルパンケーキハウスからもさほど遠くないので、距離的にも腹ごなしの散歩にはぴったり。
この『井の頭恩賜公園』も、吉祥寺サンロード商店街、オリジナルパンケーキハウスと同じく、TVアニメ5話『人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ！』に登場。
井の頭恩賜公園内にある『井の頭弁財天』
TVアニメでも描かれていたように、弁財天には、七福神のうち、芸能や音楽を司る“水神様”がまつられており、縁結びや金運アップのパワースポットとしても有名です。
（一方で、恋人が一緒におまいりすると、水神様がヤキモチを焼いて別れさせてしまう……というのも有名なお話ですので注意したいですね……。）
そんな『井の頭弁財天』で、劇場版『SHIROBAKO』の大ヒットを祈念……！
【取材後記＆取材裏エピ】アニメ『SHIROBAKO』聖地巡礼×グルメ旅
思っていたより“食”が多かった『SHIROBAKO』聖地
さて、2020年2月29日からいよいよ『SHIROBAKO』の劇場公開が始まるということで、「そのヒット祈念に何か企画をやりたいね」と始まった本企画。
『SHIROBAKO』×『聖地』でどういった企画が面白いか考えていた際、編集部で、「意外とグルメスポット多いですね」という話から、“食”にスポットを当てた企画をお届けすることになりました。
武蔵境というエリア自体、都内でありながら、多くの都民が“用事がない限り行かない場所”でもあると思います。
しかし、実際町を歩いてみると、懐かしさすら感じる穏やかな雰囲気……、地元民しか知らなそうなディープな飲食店……、ゆっくりランチを楽しめる公園……など、『休日にゆっくりできる都内穴場スポットなのかな』と、その魅力を存分に味わうことができました。
休日にグルメを楽しみたいという方……特にオススメです！！
ちなみに、この取材で摂取した総カロリー（推定、編集部調）は、約3,200kcalだそうで、夕食もまだ取らないうちに男性の1日あたりの必要摂取カロリーを1,000kcalもオーバーしているそうです。
監督みたいな体型になっちゃいますね。グルメ旅後は運動必須です。
劇場版『SHIROBAKO』への期待感が高まりました
実際に彼女たちが暮らす武蔵境という街や、お出かけに行った吉祥寺などを巡っていて、改めて、劇場版『SHIROBAKO』の見どころとは何だろうと考えていました。
TVアニメのラストでは、TVシリーズでの苦悩や葛藤を乗り越え、その先にあるものの一端を掴み取ったように描かれていたかと思います。劇場版は更にその先が描かれるであろう、ということで、5人が一体今後どういう道を歩むのか、更に期待が高まりました。（特に筆者はしずか＆絵麻の今後が気になっています）
劇場版の聖地巡礼企画にも乞うご期待！
今回、時間の都合上残念ながら、しずかがバイトしている居酒屋『松亭』さんや、お弁当屋さん『さかい亭』さんへ伺う事ができなかったのですが、これは『劇場版聖地巡礼企画』がJMAG NEWS編集部で掲載される布石だと捉えて……。
2020年2月29日から劇場上映開始となる劇場版『SHIROBAKO』をご覧になった上で、JMAG NEWSでの聖地巡礼企画“劇場版ver.”も行いたいと思っていますので、そちらもぜひご覧いただければ幸いです。
劇場版『SHIROBAKO』楽しみだー！！！！！
アニメ『SHIROBAKO』作品概要
劇場版『SHIROBAKO』2020年2月29日（土）全国ロードショー！
あらすじ
シロバコとは映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事でありひとつの作品が完成した際に、制作者が最初に手にする事が出来る成果物である。イラストや写真等で華やかに作られている販売用パッケージと比べれば、白い箱に入っただけのテープは地味かもしれない。しかし、そこにはクリエイター達の想いが詰まっている。
この物語は、5人の夢追う女の子を中心に、シロバコの完成を目指し奮闘するアニメ業界にスポットを当て日々起こるトラブルや、クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、集団で作るからこそ起こる結束や衝突といったアニメ業界の日常を描いた群像劇作品である。
そして、5人がともに目指した夢への挑戦。
その先に見出す希望へと続くサクセスストーリー。
そう、アニメの今がここにある・・・
キャスト（声優）
宮森あおい：木村珠莉
安原絵麻：佳村はるか
坂木しずか：千菅春香
藤堂美沙：髙野麻美
今井みどり：大和田仁美
本田豊：西地修哉
落合達也：松岡禎丞
矢野エリカ：山岡ゆり
高梨太郎：吉野裕行
小笠原綸子：茅野愛衣
渡辺隼：松風雅也
興津由佳：中原麻衣
ほか
スタッフ
原作：武蔵野アニメーション
監督：水島努
シリーズ構成：横手美智子
キャラクター原案：ぽんかん⑧
アニメーションキャラクターデザイン：関口可奈味
美術監督：竹田悠介、垣堺司
色彩設計：井上佳津枝
３D監督：菅生和也
撮影監督：加藤千恵
編集：高橋歩
音楽：浜口史郎
音楽制作：イマジン
プロデュース：インフィニット
アニメーション制作：P.A. WORKS
製作：「SHIROBAKO」製作委員会
＜公式サイト＞http://shirobako-anime.com/
©「SHIROBAKO」製作委員会
