アニメ『ニル・アドミラリの天秤』スペシャルイベント「~紅葉舞ウ帝都ノ秋~」公式レポート到着!

オトメイトの人気恋愛アドベンチャーゲーム『ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚』を原作とするTVアニメ「ニル・アドミラリの天秤」。今年4月にTVアニメが放送された本作のスペシャルイベント「~紅葉舞ウ帝都ノ秋~」が2018年11月24日に春日部市民文化会館 大ホールにて開催されました。

イベントには木村珠莉(久世ツグミ役)、梶裕貴(尾崎隼人役)、岡本信彦(鴻上滉役)、逢坂良太(星川翡翠役)、木村良平(鵜飼昌吾役)、鈴村健一(汀紫鶴役)、夏樹リオ(朱鷺宮栞役)、宮下栄治(杙梛役)ら総勢8名の豪華キャストが勢揃いしました。

ツグミ、紫鶴、朱鷲宮、昌吾の影ナレによる諸注意の後、最初のコーナーでは監督をはじめスタッフが選んだお好みのシーンでアニメを振り返りました。まずは第陸章から「新米の燕野太郎巡査からの差し入れのせんべいをみんなで食べるシーン」。スタッフからは選んだ理由としてフクロウのメンバーたちの仲の良さを見せられるように作ったとのコメントが。キャストからはニルアドは食事のシーンが多く、楽しく演じられたといった感想が聞かれました。ここで制作スタッフからお煎餅の差し入れがステージに登場するとキャスト同士で食べさせあったり、味見で頬張りすぎてうまく喋ることができず笑いを誘う場面も。続いて、第弐章から杙梛の初登場シーン、第壱章から朱鷺宮の初登場シーン、第玖・拾章から四木沼喬の登場シーンが紹介され楽しいトークを展開していきました。そして最後に紹介されたシーンは、第陸章からナハティガルで母の思いを聞いて泣く翡翠の感動的なシーン。このシーンについて制作スタッフから「アニメーターさんの頑張りで翡翠の作画にはかなり気合を入れていただき、スタッフの間でも人気のシーンです。」とのコメントが。翡翠を演じる逢坂さんも「想像を超えた絵を描いてくださるのはすごくありがたいこと」とコメントしました。

続いては『稀モノ。本モノ?偽モノ?』と題したゲームコーナーへ。くじ引きで木村珠莉さん、梶さん、木村良平さん、夏樹さんの隼人チームと、岡本さん、逢坂さん、鈴村さん、宮下さんの滉チームに別れ、競いました。第1のゲームは相手チームが音読した本の中から本物の稀モノ(実際に書かれている文章を読んでいる人)を見つけ出していきました。隼人チームが音読した本は犬と話せるようになる本。犬の鳴き声について書かれた本で、それぞれ犬の鳴き声を披露したのちその鳴き声の意味を説明していきました。対して滉チームが音読したのは詩人のエッセイ集。犬語と違い真面目なエッセイながら、春日部で有名なキャラクターをはじめ別作品のキャラクターのものまねで音読するなど、出演者たちのアドリブに笑いが巻き起こりました。

第2のゲームではある事柄について説明が書かれたカードと白紙のカードが出題者側へ配られ、白紙のカードを選んだ人はアドリブで読んでいることを悟られないように説明し、相手チームは二人のうちどちらが白紙のカードを選んだのかを当てるゲーム。説明文が書かれているのにたどたどしく読んでみせたり、白紙でもさもそこに説明文が書かれているかのように流暢に読んでみせたりとアドリブ力と演技力が求められます。滉チームからは鈴村さんと、逢坂さんがトーマス・エジソンのエピソードを紹介。隼人チームからは木村良平さんと梶さんが大型のインコであるヨウムについて説明してみせました。トータルでゲームに勝利した隼人チームには図書カードがプレゼントされました。

ゲームコーナーの後はこの日のために書き起こされた朗読劇へ。ナハティガルの事件から5ヶ月後、紅葉も始まりピクニックのため春日部にやってきたフクロウの面々と杙梛たち。急な雨で森へ駆け込むと空き家となっている一の宮子爵の別荘を見つけ雨宿りをするのだが、そこに住んでいた書生の日記が稀モノとなって現れる。その影響を受けて書生が抱いていた一の宮子爵のお嬢様への切ない気持ちが隼人、滉、翡翠、昌吾、紫鶴を通して語られていきました。途中観客席のペンライトを紅葉に見立てるなど参加型の珍しい朗読劇に加え、稀モノに宿った書生の思いをキャスト陣それぞれがひとり語りするなど見せ場もあり、キャスト陣の演技に魅了される朗読劇となりました。

イベント最後にはキャスト陣から感想が語られ、木村珠莉さんからは「私はアニメから久世ツグミちゃんの声を演じさせていただきましたが、ゲームでは(プレイをしている)皆さんが久世ツグミで、今日はたくさんの久世ツグミさんに会えて嬉しかったです。これからもニル・アドミラリの天秤をよろしくお願いいたします!」とメッセージを贈りイベントを締めくくりました。

TVアニメ『ニル・アドミラリの天秤』~紅葉舞ウ帝都ノ秋~ 開催概要

日時:2018年11月24日(土)
第1部 14時45分開場/15時30分開演
第2部 18時15分開場/19時00分開演
会場:春日部市民文化会館 大ホール
出演:木村珠莉、梶 裕貴、岡本信彦、逢坂良太、木村良平、鈴村健一、夏樹リオ、宮下栄治、MC:岩井勇気(ハライチ)

アニメ『ニル・アドミラリの天秤』

あらすじ

時は大正25年。帝都トウキョウ。華族出身の久世ツグミは、傾きかけた家を守るための結婚を決意した矢先、弟のヒタキが「稀モノ」と呼ばれる、読んだ者に大きな影響を及ぼす本が起こした事件に巻き込まれてしまう。ツグミはこれをきっかけに「アウラ」と呼ばれる、稀モノに宿った情念の輝きが見えるようになるが、混乱する彼女の前に「帝国図書情報資産管理局」通称「フクロウ」と呼ばれる「稀モノ」を保護・管理する組織の人間が現れ「稀モノ」に関する調査協力を依頼される。ツグミは戸惑いながらも「フクロウ」での「稀モノ」調査に取り組むことを決意するのだが――。

天秤のように揺らぎうつろう一人の少女の運命の物語。

スタッフ

原作:「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」オトメイト(アイディアファクトリー )
監督:たかたまさひろ
シリーズ構成:金春智子
キャラクターデザイン・総作画監督:佐光幸恵
総作画監督:中原清隆、原 由美子
メインアニメーター:安田好孝
プロップ設定:小川 浩
色彩設計:古川篤史
美術監督:楠元祐也(アートチーム・コンボイ)
撮影監督:國重元宏
編集:宇都宮正記
音楽:長谷川智樹
音楽制作:ポニーキャニオン
音響監督:たかたまさひろ
音響制作:セイバーリンクス
アニメーション制作:ゼロジー
オープニングテーマ:「耽溺ミラアジュイズム」kradness
エンディングテーマ:「Black Thunder」下野 紘

キャスト

久世ツグミ(クゼツグミ):CV木村珠莉
尾崎隼人(オザキハヤト):CV梶 裕貴
鴻上 滉(コウガミアキラ):CV岡本信彦
星川翡翠(ホシカワヒスイ):CV逢坂良太
鵜飼昌吾(ウカイショウゴ):CV木村良平
汀 紫鶴(ミギワシヅル):CV鈴村健一
鷺澤 累(サギサワルイ):CV櫻井孝宏
久世ヒタキ(クゼヒタキ):CV村瀬 歩
朱鷺宮 栞(トキミヤシオリ):CV夏樹リオ
鴬地啓三郎(オウチケイザブロウ):CV小林範雄
隠 由鷹(ナバリユタカ):CV緑川 光
杙椰(クイナ):CV宮下栄治
猿子基史(マシコモトフミ):CV興津和幸
燕野太郎(ツバメノタロウ):CV榎木淳弥
四木沼 喬(シギヌマタカシ):CV遠藤大智
四木沼 薔子(シギヌマショウコ):CV眞田朱音
柾 小瑠璃(マサキコルリ):CV高橋未奈美
葦切拓真(ヨシキリタクマ):CV利根健太朗
笹乞藤一郎(ササゴイトウイチロウ):CV石井 真
雉子谷 新(キジタニアラタ):CV西田雅一
百舌山識郎(モズヤマシロウ):CV荻野晴朗
尾鷲英樹(オワセヒデキ):CV桜木章人
ナレーション:下野 紘

公式HP http://nilad-anime.com/
公式Twitter https://twitter.com/nilad_anime

©IF/Nil Admirari PROJECT