『コミケ96』総来場者数は過去最多の73万人!激闘の4日間を振り返る

2019年8月9日(金)~12日(月)にかけて開催された世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット96(2019年夏コミ)」が閉幕した。東京五輪により東京ビッグサイトの展示場の一部が使用できない関係で、コミックマーケット史上初の4日間開催。4日間の総来場者は73万人で、コミックマーケット史上最多の総来場者数となった59万人(2013年夏コミ)を塗り替えた。

4日目は午前に降った大雨の影響でサウナ状態

来場者内訳:
【1日目】16万人
【2日目】17万人
【3日目】20万人
【4日目】20万人

3日目には一時混乱起こるも

3日目には、有明地区への入場待機列が、約1.5キロ離れた青海展示棟近くまで伸びるほどの大混雑となり入場までかなりの時間を要したほか、当日は炎天下の中での入場待機であったことも相まって熱中症を発症する参加者が多数。計6名が救急搬送されるなどといったトラブルが発生した。コミックマーケット準備会が当日にお詫びのコメントを発表する事態にまでなったものの、最終日は目立ったトラブルもなく無事に終了した。

1.5キロ移動も青海&南展示棟で「涼しい~!」

“コミケ雲”なんて無かった

また、今回は有明地区の東展示棟が使用できない影響で、これまでに類を見ない、有明地区と青海地区での分散開催に。有明地区の西展示棟、新設された南展示棟にはサークル出展が置かれ、同じく新設された青海展示棟には企業ブースが置かれた。開催前には、有明地区と青海展示棟は約1.5キロ、徒歩にして約20分程度かかることから不満の声も聞かれたが、新設された青海展示棟、南展示棟では、入り口に入った途端「涼しい!」と口々にするなど好評する参加者も見られた。

次回の「コミックマーケット97」は、2019年12月28日(土)~31日(火)に開催。リストバンド型入場証の扱いや入場規制について今後どのように変更されるのか注視したい。

写真で振り返るコミケ96