アニメ『へやキャン△』第2話「ふじさんがたくさん」ふりかえり&感想コラム

2018年1月~3月に放送され大ヒットしたTVアニメ「ゆるキャン△」。2020年1月6日よりシリーズ最新作であるショートアニメ『へやキャン△』が好評放送中です。この記事では、原作コミックは勿論のこと、アニメ『ゆるキャン△』を全て視聴し、身延で開催されるイベントにも参加するほどの筆者が『へやキャン△』第2話「ふじさんがたくさん」のふりかえり&感想、そして聖地について解説していきます。

※ 本記事はネタバレを含みます。

アニメ『へやキャン△』第2話「ふじさんがたくさん」ふりかえり

なでしこ達が訪れたのは「山梨県富士山世界遺産センター」。全長15メートルの和紙でできた富士山の模型にカラフルな照明が当たり、一日の移り変わりを演出する「冨嶽三六〇」を眺めながら感動する3人だが、ふとスタンプラリーのことを思い出す。記念すべき1つ目のスタンプが押されると、次はセンター2階にあるカフェで、それぞれ富士山にちなんだ料理を食べる。

なでしこが注文したのは「青い富士山カレー」という、富士山の形をした大盛りライスの上にお皿いっぱいの鮮やかなコバルトブルーのルウがとても華やかなカレー。そして、美味しそうにパクパク食べ始めるなでしこを見て、千明はあることに気がつく…

アニメ『へやキャン△』第2話「ふじさんがたくさん」解説&感想

写真提供:やまなし観光推進機構

富士山と言えば、古くは江戸時代、葛飾北斎など名画を手掛けた浮世絵師たちが確立したモチーフとして広く伝わり、また海外でも日本と言えば、Mount Fujiと言われるほど有名です。

そんな富士山は、山梨県と静岡県の2つの県が協力して、1998年より世界文化遺産への登録実現に向け、様々な取り組みを続けてきました。その結果、2013年に世界文化遺産への登録が決定し、「山梨県富士山世界遺産センター」はその後2016年に設立され、今では国内外から多くの観光客が訪れ賑わっています。

なでしこ達がスタンプラリーの記念すべき第一号に選んだのが、この「山梨県富士山世界遺産センター」です。ここでは、富士山に関する歴史や、最新のAR技術を用いた解説まで様々な取り組みを無料で体験することができます。更にカフェでは、なでしこ達のように富士山をモチーフにした様々な食事を頂けます。

第2話「ふじさんがたくさん」は、文字通り、富士山がテーマのエピソードです。富士山はこれまで物語に何度となく登場してきましたが、なでしこ達からここまで近い距離に足を運ぶことは初めてだったので、私たちも感慨深い気持ちになってしまいました。そのくらい富士山は「ゆるキャン△」にとって大きい、いわばお父さんのような存在と言えるからです。

今回もいつものなでしこ達の“野クルトーク”で癒やされる回となりました。次回も楽しみですね。

富士山世界遺産センター http://www.fujisan-whc.jp/index.html

アニメ『へやキャン△』全話感想&聖地情報

編集部では、アニメ『へやキャン△』のエピソード毎の振り返り、感想、そして、聖地情報まで1記事1,000〜2,000文字でご紹介しています。是非、チェックしてみて下さい。

ショートアニメ『へやキャン△』概要

放送情報

・AT-X:2020年1月6日(月)より毎週月曜20:55~
【リピート放送:毎週 (水)12:55/毎週(金)28:55/毎週(日)23:55】
・TOKYO MX:2020年1月6日(月)より毎週月曜21:54~ 
・BS11:2020年1月6日(月)より毎週月曜21:54~ 
・山梨放送:2020年1月12日(日)より毎週日曜11:25~

イントロダクション

「わたしたいじかんが、あります。」

TVアニメーション『ゆるキャン△』シリーズ、2年ぶりの新作。
もうひとつのアウトドア系ガールズストーリーがはじまります。

2018年の冬に放送されたTVアニメ―ション『ゆるキャン△』が、この冬、ショートアニメーション『へやキャン△』となって帰ってきます。

マンガアプリ『COMIC FUZ』(芳文社)にて連載中のあfろによる短編スピンオフ『へやキャン△』を原作・原案とする本作のメインスタッフには、『ゆるキャン△』に携わったチームが集結しました。
監督は神保昌登。『ゆるキャン△』ではOPコンテ・演出を手掛け、『異世界食堂』『川柳少女』などの監督・脚本も務める気鋭の演出家です。
さらに『ゆるキャン△』のサブライターとして参加していた伊藤睦美を、自身初のシリーズ構成として抜擢。
キャラクターデザインの佐々木睦美、アニメーション制作のC-Stationも続投し、新たにスーパーバイザーとして京極義昭を迎えました。
声の出演は、もちろん花守ゆみり・原紗友里・豊崎愛生・東山奈央・高橋李依などおなじみの声優陣が担います。
そして、劇中の音楽を担当するのは『ゆるキャン△』と同じく立山秋航。
今回はなんと全編フィルムスコアリングに挑みます。

ひとつひとつはちょっぴり短いお話ですが、
つなぎあえばきっとあたらしい物語に出会えるはず。

2020年のはじまりに、
わたしたいじかんが、あります。

ストーリー

野クル、旅に出る!

野外活動サークル、略して野クル。部員はたったの3人。
山梨県の片隅に校舎を構える本栖高校、さらにその隅にある部室棟の、「うなぎのねどこ」みたいな一角を部室として使用するゆるーいアウトドアサークル。
今日も今日とて各務原なでしこが狭い部室で暇を潰していたところ、大垣千明と犬山あおいが突然「今から旅に出るぞ!」と告げる。
おろおろするなでしこを連れ回し、野クルメンバーたちが山梨中を東奔西走。
各地の名物を味わい尽くして繰り広げる女子高生の珍道中、旅のゴールはどこだ!?

スタッフ

原作:あfろ(芳文社「COMIC FUZ」掲載)
監督:神保昌登
シリーズ構成・脚本:伊藤睦美
キャラクターデザイン・総作画監督:佐々木睦美
スーパーバイザー:京極義昭
制作プロデュース:DeNAコンテンツ企画部
アニメーション制作:C-Station

キャスト

各務原 なでしこ:花守ゆみり
志摩リン:東山奈央
大垣千明:原紗友里
犬山あおい:豊崎愛生
斉藤恵那:高橋李依

公式HP http://yurucamp.jp/
公式Twitter @yurucamp_anime

©あfろ・芳文社/野外活動サークル