「君を救うためなら、俺は何度でも死ぬ。」2016年、日本と、そして海外のアニメファンから大きな話題を呼んだ長月達平原作(イラスト:大塚真一郎)原作ノベル『Re:ゼロから始める異世界生活』のTVアニメシリーズに新たな編集を加えた、“第1期新編集版”がTOKYO MX他にて放送中です。
この記事では、来る【今年】2020年4月よりTVシリーズ2期『Re:ゼロから始める異世界生活』が放送される前に、「リゼロ」に登場し、全世界のアニメファンを虜にした「リゼロ」のヒロイン・レムについて解説したいと思います。
※この記事はネタバレを含みます。読み進める際はご注意下さい。
目次
『RE:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』レムの魅力を3つ語ってみた
「リゼロ」には性別・年齢・種族問わず魅力的なキャラクターが多数登場しますが、双子の鬼の妹・レムの人気は群を抜いているようです。例えば、イラストSNSのpixiv上には20,000点以上のイラストが溢れ、また海外の最大級のオンライン掲示板・SNSのRedditには、レムのコミュニティが立ち上がっており登録者数が20,000人を超えている程です。
何故、ここまでの人気キャラとして成長したのか?原作とアニメを通じて感じたことを中心に3つ解説させていただきます。
その1「リゼロ」レムの【性格】が魅力!
レムの魅力を語るには、主人公・ナツキ・スバルの存在が不可欠です。レムは「鬼の血族」としてこの世界では唯一「鬼の角」を有している存在。鬼族は魔力に長けており、この角を通じて大気からマナを集め、強力な魔法に利用することができます。そんなレムは、姉・ラムと共にロズワール邸の様々な職務に就き管理のお仕事を任されています。
スバルとの最初の出会いは壮絶な王都での1日の後です。ただし、その時のレムの存在はメイド姉妹の1人、「微妙に桃髪の方が口悪い」と指摘した姉のラムの方が最初は印象深かったと思います。
そんなスバルがレムとの距離を縮めたのは、不運なことに、ロズワール邸でのスバルの新たな「死に戻り」に関係していきます。レムはある疑惑の為、スバルを敵視していました。
しかし、ロズワール邸の長い1週間が終わった後のレムは、自責の念に駆られ姉・ラムに守られる妹から、1人の少女として、その後スバルに一生添い遂げようとする健気な少女に変化します。様々な出来事を通じて成長し、本来の自分の性格を見出したレムはある意味最強ですし、その姿こそが最大の魅力と言えます。
その2「リゼロ」レムの【衣装】が魅力!
レムは、家事全般を中心に、ロズワール邸のお仕事を何でもこなす為に、この衣装はとても動きやすく出来ているようです。また、メイド服としてセクシーな肩や背中のデザインは間違いなくレムの魅力を引き立てています。
コスプレの衣装を手掛けるコスパティオが提供する「ラム&レム メイド服セット」の仕様を参照すると、このメイド衣装は身体のシルエットがしっかり出るようメリハリが効いたデザインになっています。
ボリュームたっぷりのフリルと、白と黒の生地のバランスが絶妙で、広がるようにデザインされた特徴的な袖や立ち上がった肩のフリルなど細部にまでしっかり再現可能なようにデザインされています。
また、『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』舞台挨拶で、海外でも認知度の高いコスプレイヤーのえなこさんが、レム役を担当することになったことも記憶に新しいですが、レムが好きなコスプレイヤーは世界的にも多いことから女性からの支持も厚いキャラクターと言えるでしょう。
その3「リゼロ」レムの【表情】が魅力!
レムの表情は「喜怒哀楽」、どれをとっても可愛いですが、具体的にどのシーンのどの表情が良かったかを独断で選んでいきたいと思います。
レムが喜ぶ場面を思い出すと、多くのレムのファンにとっては、第18話「ゼロから」より「ゼロから始めましょう。」とスバルを励ますシーンや、21話「絶望に抗う賭け」でスバルからおでこコッツンした後に見せるシーン等、どちらも陽の光を浴びて輝くような笑顔を見せるレムに非の打ち所がありません。
筆者が最も印象に残っているのは、15話「終焉」のラストシーンです。その直前、スバルは一つ前の未来で宿敵・ペテルギウス・ロマネコンティ率いる魔女教によってレムやロズワール邸の皆まで惨殺されています。
そして、最後は魔獣に手をかけられ命を絶った直後、再び時間が巻き戻り、スバルは復讐の炎を燃やしながらも、目の前で“まだ生きているレム”を見て安堵し、その手を取ります。そのほんの一瞬、日常的な幸せを感じたレムは自然な笑顔を見せるのでした。
レムの怒りのシーンと言えば?
レムの怒りのシーンと言えば、スバルが「魔女の匂い」を漂わせながら最愛の姉と接していることへの怒りから排除することを決め、モーニングスターを手にスバル殺害を目論んだ7話「ナツキ・スバルのリスタート」の1シーンです。
結局、ハンマーの1撃によってスバルの悔しさも虚しく打ち砕かれた瞬間は視聴者としてとても歯がゆい思いをしました。
哀と楽は勿論あのシーン!
最後に、レムの哀と楽の2つは第11話「レム」の最後のシーン「鬼がかっている」の名言を生んだ、レムが泣き笑いするシーンです。
このエピソードは特にレムの視点から幼少期の記憶を巡り、魔女教への憎しみの理由が明らかになる重要な回想シーンを含んでいます。
そして、自分の本当の弱さをスバルに明かし、そんなレムに「互いに寄りかかって進めば良い」と伝え、レムは泣きながら笑顔を見せ、自分の過去を受け入れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?まとめると、レムの魅力は、メインではなく、もう一人のメインのヒロインとして、片思いの相手スバルを120%信頼し、側に居たいと寄り添う姿に心打たれるファンが多いのではと思います。そして、序盤からのギャップも理由の一つでしょう。
やはり本来の性格を取り戻したレムを知る者はこの物語ではスバルだけなんですね。この2人の恋の行方は、原作を読み進めて知っていこうと思います。レムの魅力が少しでも伝わったら幸いです。
最後に〜
この記事では、来る4月よりTVシリーズ2期『Re:ゼロから始める異世界生活』が放送される前に、是非レムの魅力を知って欲しいと思い解説させていただきました。物語の序盤についてのまとめ記事もありますので、こちらもご参照下さい。
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アニメ『RE:ゼロから始める異世界生活』初めてでも分かる「リゼロ」3つの見どころ 🔗
「リゼロ」原作ノベル・コミックスについて
アニメもいいけど、原作は?という人はこちらをチェック!謎を全て解明するには、原作を読破するしかないかなと思います。
実は筆者も、アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』を観た後に原作を読んでいます。アニメの素晴らしさは、映像ならではのアニメの為に編集された脚本や演出、動くキャラクター達、そして声優さんの演技など、例を挙げるときりがありませんが、もしこの記事を読んで原作にも興味が湧いたら是非本を手にとってはいかがでしょうか。
また、「リゼロ」シリーズは原作ノベル以外にもコミックスもあるので、活字を読むのが苦手な人はコミックスを読むのもありです。第2期からまた新しい物語が描かれていきますので「リゼロ」を本質的に理解するためにも原作ノベル、もしくはコミックスを読んでおくことをオススメします。
現在発売中のライトノベル&コミックスシリーズを完全網羅したカタログページを作ってみました。こちらもぜひお役立て下さい。
また、まだアニメを観たことがない人向けに「リゼロ」について知っておくべきことを解説している記事が以下となります。こちらも是非、チェックしてみて下さい。
『Re:ゼロから始める異世界生活』第1期新編集版
放送情報
AT-X 2020年1月1日から毎週水曜 22:30~23:30
《リピート放送》毎週金曜 14:30/毎週日曜 21:00/毎週火曜 6:30
TOKYO MX 2020年1月1日から毎週水曜 23:30~24:30
テレビ北海道 2020年1月2日から 毎週木曜 26:00~27:00
※初回放送1月2日のみ26:35~27:35
KHB東日本放送 2020年1月9日から 毎週木曜 25:56~26:56
※初回放送1月9日のみ25:56~27:56
テレビ愛知 2020年1月9日から 毎週木曜 26:05~27:05
※初回放送1月9日のみ26:05~28:05
KBS京都 2020年1月3日から 毎週金曜 25:00~26:00
サンテレビ 2020年1月2日から 毎週木曜 25:30~26:30
TVQ九州放送 2020年1月5日から 毎週金曜 26:58~27:58
※初回放送1月5日のみ日曜特別枠26:10~27:10
BS11 2020年1月1日から 毎週水曜 25:00~26:00
スタッフ
原作:長月達平(MF文庫J「Re:ゼロから始める異世界生活」/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:大塚真一郎
監督:渡邊政治
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン・総作画監督:坂井久太
プロップデザイン:鈴木典孝、岩畑剛一
美術設定:金城沙綾(美峰)
美術監督:高峯義人(美峰)
色彩設計:坂本いづみ
撮影監督:峰岸健太郎(T2studio)
3Dディレクター:軽部 優(T2studio)
編集:須藤 瞳(REAL-T)
音響監督:明田川 仁
音響効果:古谷友二(スワラ・プロ)
音楽:末廣健一郎
音楽制作:KADOKAWA
アニメーション制作:WHITE FOX
製作:Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
キャスト
ナツキ・スバル:小林裕介
エミリア:高橋李依
パック:内山夕実
レム:水瀬いのり
ラム:村川梨衣
ベアトリス:新井里美
ロズワール・L・メイザース:子安武人
フェルト:赤﨑千夏
ラインハルト・ヴァン・アストレア:中村悠一
クルシュ・カルステン:井口裕香
フェリックス・アーガイル:堀江由衣
ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア:堀内賢雄
アナスタシア・ホーシン:植田佳奈
ユリウス・ユークリウス:江口拓也
プリシラ・バーリエル:田村ゆかり
アルデバラン:藤原啓治
エルザ・グランヒルテ:能登麻美子
ペテルギウス・ロマネコンティ:松岡禎丞
あらすじ&場面カット
新編集版1話「始まりの終わりと終わりの始まり」🔗
新編集版2話「再会の魔女」
新編集版3話「ゼロから始まる異世界生活」🔗
新編集版4話「ロズワール邸の団欒」
新編集版5話「約束した朝は遠く」🔗
新編集版6話「鎖の音」
新編集版7話「ナツキ・スバルのリスタート」🔗
新編集版8話「泣いて泣き喚いて泣き止んだから」
新編集版9話「勇気の意味」🔗
新編集版10話「鬼がかったやり方」
新編集版11話「レム」🔗
新編集版12話「再来の王都」
新編集版13話「自称騎士ナツキ・スバル」🔗
新編集版14話「絶望という病」
新編集版15話「狂気の外側」🔗
<公式サイト> http://re-zero-anime.jp/
<公式Twitter>@Rezero_official
https://twitter.com/rezero_official
(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会